迷人の日記帳

鉄道写真の撮影、旅の記録、プラレールの改造について書いていきます

江ノ電を撮る(9月11日の撮影記録)

9月のブログ更新し忘れたぁぁあ!(毎度のことだろ!とか言わない)とか言っている間にあっという間に10月も下旬。みるみるうちに寒くなってきましたね。

時が経つのはあっという間でも、ブログにできるようなネタを仕込めていないのが悲しいところです。

さて今回は9月唯一の撮影となった鎌倉小旅行の模様をお届け。
1日フリー切符「のりおりくん」を存分に使って"撮り鉄のための"ロケハンしてきました。

何を隠そう、迷人は江ノ電がけっこう好きでして。小学生のころカプセルプラレールで江ノ電の限定ガチャガチャが発売されたときには、そのガチャガチャをまわしに行くためだけ18きっぷで鎌倉まで足を運んだほどです。

あれから早10年経ちますが、思いは変わらず。
秋晴れに恵まれたこの日「どこかあまり行かない場所に行きたいなぁ」と思ったとき、ふと江ノ電を撮りたくなって出かけてしまいました。

とはいえ10年前はただただ乗ってガチャガチャを回しに行っただけ。ロケハンも何もしていませんでした。なので今回は前哨戦。いずれまた朝一番から夜までガッツリ撮影する日を設ける前提で情報収集です。

新宿から小田急で一路、藤沢へ。


10年ぶりの江ノ電藤沢駅。ホームは改装されて何やらおしゃれな感じに。
懐かしくも新しい雰囲気にちょっと戸惑いつつも撮影行スタートです。


まずは藤沢駅のお隣、石上駅で下車。高架線を下ってくる江ノ電をカッコよく撮れるのでは?と期待したのですが、これが意外と難しい。駅先は計器類がフレームインしまうし、広角はパッとしませんでした。

まぁ撮り鉄やってればこんなことはザラにあるので、へこたれずに次へ移動です。


つづいて降りたのは鵠沼駅。まずは藤沢方の駅先をチェックです。改札口への階段がありましたが、それをよける形でも無理なく面縦が出来そうでGOOD。
やってきたのは最新形式の500形でした。最新とはいってもデビューから15年近く経つらしく時の流れの速さを実感します。

せっかくの交換駅なので名物の鉄橋と待機中の電車を絡めて一枚。向こうにいる10形がこのあと鉄橋を渡ってすぐにグイッと90度曲がってこちらに来るのだから驚きです。

ひと駅移動して湘南海岸公園駅にやってきました。
ホームがカーブしているので手軽にいい写真が撮れますが、お昼を過ぎて逆光気味に…


駅からちょっと歩いたらこんなスポットも発見。急カーブが連続するためか、意外と撮り鉄に嬉しい撮影ポイントが多いようです。
それにしても2000形は「どちら様ですか?」レベルで変わっちゃいましたね。
新旧どちらも嫌いじゃないのでいいんですが、イメチェンしすぎでは…苦笑


またひと駅移動して江ノ島駅
江ノ電の代名詞とも呼べる駅でエモい写真を撮れるポイントを探しましたが、迷人の技量足らずで結局電車メインの写真に…

やってきた藤沢行きの電車は1200形でした。1000・1100・1200・1500形(1000形シリーズ)は数年前から機器更新でパンタグラフや方向幕が新しくなっていますが、1200形はシングルアームパンタ化+幕という中途半端な形態。いったいどういう規則で更新箇所が決まっているのでしょうね…?


江ノ島駅名物、改札口の小鳥たち。
駅前はおしゃれなカフェが出来たりショップが新しくなったりと、リニューアル感満載ですが彼らは10年前と変わらず仲良く元気そうでした。


そして、江ノ電最大の見どころであるチャリニキ事件現場じゃなくて、併用軌道区間へ。
実はこの区間を走る江ノ電を外から眺めるのは初めてでした。

こんなに近づいちゃっていいの?(もちろん写真はズームを使用して安全な場所から撮影してますが)と思うほど電車と歩行者・車の距離が近い。生活の一部として機能している江ノ電の姿がありました。これもセンスさえあればエモい写真が撮れるのでしょうが(以下略)

さて、ここまでお昼ご飯も何も食べない状況で撮影を続けてけっこうな空腹加減に。
一旦撮影を中断して鎌倉駅まで移動します。


お目当てはこの「鎌倉コロッケ」
1個200円と観光地価格ですが、思い出の味なので外せません。
鎌倉駅もリニューアルして一瞬お店を見つけられませんでしたが、お土産屋さんの奥に併設になっていました。


さすがにコロッケひとつでは満たされないので和田塚まで移動してもう一つグルメを堪能することに。やってきたのはガイドブックにも載っている和菓子屋さん「無心庵」です。
いろいろメニューがあって悩みましたが、かき氷に目が留まったので直感でそれを選択
(腹が満たされるようなものを食べるんじゃなかったのかい!)
素朴な味わいで大変おいしゅうございました。

そんなことをやっているうちにあっという間に陽が傾き始め、あと1時間で日没時刻に。


やっぱりサンセットは海岸で眺めたい!と思い、七里ヶ浜にやってきました。
心地よい潮風と絶え間なく聞こえる潮騒
自然の音は都会の喧騒で荒んだ心を癒してくれますね。
しばし砂浜に腰を下ろして海を眺めていました。


太陽が山の影に隠れた後はまた撮影へ。せっかくなので江ノ電唯一の信号場にも行ってみました。目の前で列車交換が行われる様は何回見ていても飽きなさそうでした。


ふり向けば西の彼方に富士山も。これから冬になればいっそうキレイに見えるのでしょうね。

ほどほどの取れ高に満足して「日も沈んじゃったしそろそろ帰ろうかな~」と藤沢駅まで戻ってきましたが、ホームに降り立つと「折り返し鎌倉行きの電車は後ろ2両を極楽寺で切り離します」とのアナウンスが。

まじ?

いままで江ノ電に乗ってきた中で出会ったことがない2両編成での運転。

これを見ずして帰るわけにはいかない!と思い


ガタゴト揺られて極楽寺駅に折り返して来ちゃいました。
乗務していた保線員と待ち構えていた運転士が手際よく解結作業をして、前2両は何事もなかったかのように発車。


残された2両も速やかに車庫へと回送されていきました。
目にもとまらぬ早業にカメラを向けている暇すらありませんでした(汗)

ここから藤沢に戻っても良かったのですが、ほかにも2両編成が来ないかちょっと待ってみることに。すると・・・


20形の単行2両編成が入線。しかし停車位置がずいぶん前の方ですぐに発車する様子もありません。何が起こるのか待っていると、藤沢方面から1000形が回送幕で登場。
ここまで乗せてきたお客さんを20形に託して車庫へと引き上げていきます。

どうやらこの時間帯から順次 減車作業をしている模様。粘ったおかげで良いものを見ることができました。


(あれっ今気づいたけど、昼間ついてた行き先表示幕のイラストがないぞ?!)

ノリと勢いでまた鎌倉駅まで来てしまったので、ちょっとだけ撮影。
鎌倉駅名物の「無事カエル」くん。車止め標識を眼前に置かれて彼は江ノ電を見送ることが出来なくなっていますが、斜めから撮ればこんな写真も。
この日唯一迷人のセンスが輝いた一枚でした(?)


そんなこんなで今度こそ撤収。
結局 東半分の撮影地開拓が全くできていませんが、1日楽しめたのでヨシ!ということにましょう(え?)。
今回の撮影行で夜間の江ノ電撮影は制約が多いということも分かったので、次回は春以降になりそうですが、また定期的に行きたいと思います(ってか今回は300形にも会えなかったし!)

これからの展開にご期待ください!ということで、今回はこの辺で。