迷人の日記帳

鉄道写真の撮影、旅の記録、プラレールの改造について書いていきます

撮り初め(2024年1月1日の撮影記録)

この度の能登半島地震において被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

====================

清々しいまでの快晴で迎えた2024年最初の朝。
初日の出を見ながら私は「今日は存分に撮り鉄してやろう!」と決めていました。

315系の静岡エリア投入時期が正式に報道発表され、いよいよ211系の引退までのカウントダウンもスタート。このような状況下で今日の貴重な晴れ間を逃すわけにはいきません。


まずはいつものポイントで撮影。自転車圏内にこんなにいいスポットがあることを改めてありがたいなと思いつつシャッターを切りました。


つづいて用宗に移動。富士山が正面に見える素晴らしい立地。ホーム端から、跨線橋から、惜しみなくシャッターを切りました。


長期休み限定だというGG編成単行回送も撮影。こうやって切り取ると、まるで身延線で撮っているかのようですね。


改札を出て静岡市が一望できる場所からも撮影。
編成かぶりつきから俯瞰まで、撮れるものはすべて撮る姿勢で挑みます。


さらに富士山の天候が持ちそうなことを確認して富士川駅へ。
昨年5月に及第点の写真は撮っていますが、冠雪レベルが桁違いなので再挑戦。
チャレンジ2本目にしてこれ以上ない写真が撮れて感極まりそうになりました。


その後も粘りましたが、やはり欲張るのは今年もNGのようで山影と長く伸びた架線柱の影でノックアウト。富士山にもいつの間にか雲がかかってしまい、あえなく終了となりました。

そして最後に静岡駅でスナップを、と思って下り列車に乗った矢先、車内に緊急地震速報が鳴り響き、能登で大きな地震津波警報が出ているという情報が入ってきました。
幸いにも東海道線は止まらず無事に最寄り駅まで帰って来られたものの、帰宅して見たテレビの映像には言葉を失いました。「今年もいい1年になるといいですね」なんて話をつい数時間前までしていたのにー。
20年生きていてこれほどまでに日常の尊さを考えさせられた元日はありませんでした。


翻って、「いつ失われてもおかしくない日常風景」を記録する写真の大切さに気づかされた日だったようにも思います。

今年、静岡の東海道線は大きな変化が起きる年になります。自分が慣れ親しんだ風景が消えてゆく1年になるでしょう。ひとつひとつのシーンを脳裏だけでなく記録として焼き付けるためにも、今年は去年以上に静岡に足を運ぶ決意です。

1枚でも多く思い出を刻むー。勝負の1年、開幕です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。